各々の個体の特色として、棲息域を守ろうとする体の大きなものと、棲息域を広げようとする体の小さな遠くまで飛んでいけるものの2つに分かれると思われます。
棲息域を守る個体は強いことが望まれるので、大きいことが当然の要素になります。しかし、大きいと言うことは飛ぶことが下手でいつも同じ場所に棲息することになり、採取され易く、その数が瞬く間に激減したと想像されます。従って、遺伝的に大きくなれる要素を持っているものが自然界から減っていくと言うことを意味しています。
その反面、体が小さくて遠くまで飛んで行けるものは、広範囲に散らばりその数も多いので、人間も含めた外敵にやられても、その数はある程度維持できます。要するに、種として採取できるものは大きくなる要素を持っている確率がかなり低くなっていると言うことです。
更に、環境破壊によって条件の良い産卵場所が無くなり十分に栄養を取れないので、大きく成れる要素を持った個体も大きく成れないと考えることもできます。
そこで大型を狙うには棲息域を守る遺伝的要素を持っている個体を探し出す必要があります。最初は偶然に頼るところが大ですが、あまり大きくない個体にも大きくなる遺伝的要素を持っていますので、血統を重視してチャンスを見逃さないことが大切です。
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