大きさへの挑戦


2001年1月〜6月まで
メニュー項目の表示  
6月28日
 6月27日、インドアンテ ダージリンを新しく開発した3齢幼虫用バクテリアビンに移しました。5月11日の重さは42g有りましたが、蛹化の準備が始まっているので体重は32gまで減っていました。
 通常なら嫌がってあばれるのですが、前日(27日)に入れたのにもかかわらず、移動すること無く居場所を確保して安定しています。
 もう少し観察を続けなければ確かな事は分かりませんが、さわった感じではかなり軟らかいので近い内に蛹に成るかもしれません。入れる時期は体重が減り始めた頃が良いと感じました。もう少し食べてくれる事を望んでいます。

 実用性は十分でしょう。


 新技術 New  3齢幼虫用バクテリアビン
6月26日
 飼育ビンには、2mm位の小さな穴を合計で20〜30ヶ所位、底だけでなく側面にも空けて下さい。新しいドリルの刃を使えば良く切れるので内側に出るバリが少なくてすみます。小型の電気ドリルが必要です。
 私は必ず実行しています。

 空気穴が有るのと無いのでは、成虫の大きさが決定的に違います。幼虫の重さは、30gと40gの違いが出る程効果があります。必ず実行して下さい。
 呉々も乾燥に注意して重さを量りながら加水して下さい。
6月25日
 お店の仲間が羽化させたラオスアンタエウスです。
 あまり大きくはありませんが、6月11日のタイアンテに続いて2頭目の80mmオーバーです。

 本人曰く、タイ・ラオス共に1頭づつの飼育で、80mmオーバー100%?を誇っています。 
6月19日
 本日、ドルクスクラブ オリジナルマットの正式名称を”バクテリアマット”に決定しました。
6月19日
 最近のアンタエウスの成虫サイズは、バクテリアビンを使用してから、その殆どが80mmを越して来ます。私も85mm?以上を狙える幼虫を3〜4頭飼育中ですが、お店の仲間も羽化するその殆どが80mmを越すのに驚いています。
 成虫の最大サイズは遺伝で決まっていますが、こんなにも簡単に80mmオーバーが数多く出ると言う事は今までの飼育方法に難点が多かったとしか考えられません。偶然作出された大きなサイズに後から理由を付けた様にも思えます。
 従って、過去の通説に捕らわれずに道理の通った考え方を採用すれば、遺伝的最大サイズに育てる事は比較的容易に感じます。
 まだまだ、飼育に応用出来る方法が有りますので順次公開したいと思います。
6月15日
 写真の様に成ったバクテリアビンにドリル等で穴を空けて空洞を作り、3齢幼虫を入れて下さい。褐(黒)色の所に居場所を作れば、3齢からの成長を期待出来ます。
 しかし、全部のバクテリアビンがこの様な状態に成るとは限りません。偶然に頼ることに成りますが、確保できれば更なる大きさを期待出来ます。
 注意して観察して下さい。

 新技術 New  3齢幼虫用菌糸ビンを見て下さい。 6月19日
6月15日
 40gの3齢幼虫は殆どの場合新しい菌糸を嫌がり暴れることが多いと思います。その様な時は、ボトルの底がバクテリアによって、かなり黒く成ってきた古いバクテリアビンを使用して下さい。効果があります。
 現在、42〜43g位のインド ダージリンが黒く変色した所に居場所を作り、上下の菌糸を食べながら蛹室らしきものを作っています。とても良い状態なので、45gに成ることが出来れば新記録を期待出来ると思います。
 もし、思惑通りに推移すれば、蛹の重さは27gを越してくると思いますので、今までの経験から単純に計算すると86mm位に成れるはずです。どうなる事やら!とてもたのしみです。(後日、写真を掲載します。) 
6月12日
 バクテリアビンを使用して育てたアンテ♂幼虫は、その重さが40g有れば羽化後の大きさは種類によって多少違いますが通常で81〜82m位です。今まで条件の良い私の飼育室だけだと思っていましたが、お店の仲間が自宅へ持ち帰り育てても大きさに差がありませんでした。
 従って、菌糸ビンと違い温度管理が非常に楽で通常の飼育に耐えうる事が分かりました。今年の夏、温度管理無しで、つまり夏の気温にどの位対処出来るか詳しく分かると思います。

幼虫の重さ
 食べさせている餌の内容が異なれば同じ重さの幼虫でも成虫の大きさに違いが生じますので、幼虫の重さを評価しても意味のない事が分かりました。確かに重たい方が大きな成虫に成ることが出来ますが、それは同じ餌を与えている時の比較に限ると思います。成虫の大きさは与えている餌の内容が反映されますので、餌が異なれば小さな幼虫が大きな成虫に成ることが出来ます。まだまだ研究の余地はあります。
6月11日
 6月4日羽化のタイアンタエウス82mmです。お店の仲間が作出しました。多少縮むので81mmと言った方が良いかも知れません。
 蛹の重さ 26.2g
 幼虫の重さ 39g(最後の入れ替え時)

 キバが曲がっているのでインドアンタエウスと比べるとサイズは小さくなります。しかし、まあまあの大きさだと思います。
 ちなみに1頭の飼育で80mmオーバーです。
6月6日
 国産、外国産を問わず、材に産んだ卵は孵化しない内にバクテリアマットに移して下さい。材の中で2齢まで育った幼虫は最大サイズを狙う事が困難に成ります。おそらく、最大サイズには成れないと思われます。
 バクテリアの密度が高いマットを初齢の時に体内に充填する事はたいへん重要です。特に国産の幼虫は縮みが少ないので初齢から影響が大きいと推測出来ます。
5月29日
 遺伝的な欠損を除いて羽化不全の原因は、その殆どが蛹室の大きさと蛹室内の水分であると言えます。
 蛹室が小さい場合には、蛹を掘り出してからスプーン等で蛹室を大きくして入れ直すか、又はアレンジメントフラワーで使用するオアシス等で作った人工蛹室に移して下さい。
 水分については、蛹が羽化する時に7cc〜9cc位の体液を出すので、蛹室の吸水性が悪いと羽化した成虫の上羽が蛹室にくっついてしまいます。
 菌糸ビン等、通気性の悪い容器を使用した場合、蛹が大きく成れば成る程、体液による羽化不全が増えます。
 注意して下さい。
5月27日
 幼虫の時に、外骨格になる成分を体内に如何に多く蓄えるかが問題なので、只単に幼虫が大きいからと言って大きな成虫に成るとは限りません。つまり、クワガタムシは完全変態なので蛹化の時に不要なものは、全て体外に排泄してしまうと思われるので、幼虫の大きさが100%影響しないと言う事です。
 従って、体内の同化率が高ければ、小さな幼虫が大きな幼虫より大きな成虫に成る事が出来ると言えます。
5月27日
 4月28日、菌糸ビンに2齢、バクテリアビンに初齢を入れました。
 5月26日、外側から見た限りでは明らかに菌糸ビンの2齢を追い越して、バクテリアビンの2齢の方が大きく成っています。
 多少の当たり外れはあるものの、何回、同じ事を行っても全て同じ結果になりますが、成虫の大きさに影響するかどうかは分かりません。
 今回、使用した幼虫は同腹のネパールアンテです。幼虫の入れ方は飼育マニュアルを見て下さい。
5月24日
 牛や馬が牧草を食べて、なぜ大きく成るかと言う事をもっと考えるべきだと思います。幼虫が欲するものを推理して充分に大きく成れる条件を与えて下さい。
 さらに産地や血統を維持することは種を保存すると言う意味で非常に重要だと思いますが、大きな成虫を作らずして形を論じる事には無理があると思います。
 なぜなら、充分に大きく成れた成虫は栄養障害等の成長不良が無く、バランスの取れた素晴らしい成虫に成ることが出来ると感じられるからです。大きなクワガタを作ることは素晴らしい事だと思います。

5月21日
 生きた菌糸の中に生きたバクテリアの存在が重要です。

 菌床とバクテリアマットを混ぜてビンに詰めただけではバクテリアビンとは言えません。なぜなら、菌床とバクテリアマットを混ぜた状態でバクテリアの活性を抑え、菌糸が腐朽するまでの時間を与えなければ成らないからです。
 バクテリアビンの中で、はびこった生きた菌糸を生きたバクテリアが食べる事が出来なければ、栄養価の高い生きたタンパク質の存在は有り得ないと思うからです。

5月20日
 4月と5月に羽化したインドアンタエウス ダージリン50mm〜51mmと52mmのメス 

 全て、オス同様にバクテリアビンによる飼育です。
 

5月20日
 4月と5月に羽化した81mm〜84mmのインドアンタエウス ダージリンです。
 全て、2齢中期までバクテリア食わせ用マット、後はバクテリアビンによる飼育です。遺伝的要素があったのかもしれませんが、偶然性は否定出来ると思います。
 尚、10頭中8頭の結果です。
(2000年4月♂77mm♀45mm産卵)
5月20日
 鉄分が多く含まれている”しその葉”を幼虫に食べさせたところ、その全部が4ヶ月位で小さいまま羽化してしまい、”鉄分の錠剤”を水に溶かして与えた場合と同じ状態が起こりました。
 水の中に含まれている鉄分が多いと体内で何らかの反応が起こり、羽化の引き金になると思われますので、大きな幼虫にする為には水の成分に注意が必要です。

ヒント:確かでは有りませんが、羽化させたい時に鉄分を与えれば成虫にする事が出来ると思われます。
5月15日
 羽化して20日位経ったインドアンテ ダージリン♀が居たので、800ccバクテリアビンから出した所、51mm以上ありました。昨年の10月頃バクテリアビン800ccに2齢で入れて、水分に注意し、そのままにしておいた幼虫です。
 メスに関しては、バクテリアビン800ccの1本仕上げで充分です。
5月14日
 幼虫が食べる餌の中に、糖類、特にデンプンが含まれているとpHが低下して、セルロース分解菌の活性が損なわれます。マット等の長時間の使用を考えると易利用性の糖類は含まれていない方が安定します。
 従って、幼虫の栄養に成ると言う安易な考えだけで添加剤と称する栄養剤?を使用する事は総合的に判断すると避けた方が良い場合があると思います。
 結果として、大きな成虫が羽化すれば良いのであって、1年間と言う飼育時間を考慮せず、その時(幼虫の大きさ)だけを見て飼育を行う事は非常に不利な事だと考えられます。
 セルロース分解菌が成虫の大きさにとても影響すると考えられます。
5月14日
 まだ、確かでは有りませんが、餌の中に含まれている鉄分が多いと小さいまま幼虫の羽化が始まる様です。

 鉄分の錠剤を水に溶かして、幼虫が食べているマットに染み込ました所、同じ時期の幼虫と比べて、明らかに羽化が早くなりました。おそらく、体内で何らかの反応が起こり、羽化の時期は早まった様に感じられます。従って、使用する水の成分に注意が必要だと思われます。硬度の低い自然水が良いでしょう。
5月10日
 成虫の最大サイズは卵からの管理が必要ですが、菌糸ビン飼育の3齢幼虫にバクテリアビンを使用すれば、その時点での最大サイズにする事が出来ます。
 つまり、体重が増えなくても体内の状態が改善されるので、蛹に成る時の縮みを最小限にくい止める事が出来ると感じられます。
5月10日
 
バクテリア入り新型菌糸ビンの正式名称を本日”バクテリアビン”に決定しました。
5月7日
 お店の仲間からの報告でタイアンタエウス蛹26.?gの出現です。バクテリアビン飼育なので83mm位に成ると思います。1ヶ月後が楽しみです。
 バクテリアビンによる遺伝的最大サイズへの挑戦は今始まったばかりです。
5月5日
 蛹の重さは26.4gです。

 大きさは予想した通りのサイズで、測り方で大きさは多少ごまかせますが、何とか84mmはあります!!!
 蛹の重さが1g違うと約2mm大きさが違うと言う考え方は大筋で合っていました。

5月3日
重さと大きさの比較
幼虫の重さ 蛹の重さ 成虫の大きさ 成虫の重さ 羽化日
1 40g 25.4g 82mm 15g 4/6
2 40.8g 24.6g 81mm 14.8g 4/17
3 38g 25.4g 82mm 16g 4/17
4 38.8g 25g 81mm 16.2g 4/27
5 41.4g 26.4g 84mm 16.6g 4/27

幼虫の重さは入れ替えた時の重さなので最大値ではありません。
成虫の重さは5月2日に量りました。

成虫の長さは、小数点以下を切り捨てにしてあります。
5月1日
 参考値
アンタエウス 幼虫 成虫
菌糸ビン 40g 22g 77mm
バクテリアビン 40g 25g 81mm
国産山梨 幼虫 成虫
菌糸ビン 27.5g 22.3g 79mm
バクテリアビン 28g 24g 81mm

 菌糸ビンを使用した場合、国産の幼虫は蛹に成る時に約5g重さが減ります。バクテリアビンを使用して幼虫の重さが28g有れば81mmが羽化する様な気がします。
 山梨韮崎♂79mm♀45mmが産卵を始めました。国産80mmオーバーに挑戦です!!!
4月29日
 マレーアンタエウス78mmキャメロンハイランド

 店の仲間が4月初に羽化させました。初めてのマレーなので大変喜んでいました。私が、”ちび虫だねー”と言ったら怒られました。???
4月29日
 蛹の重さ26.4gが羽化しました。蛹の重さ25.4gが82mmオーバーなので通常なら84mm位に成るはずです。楽しみです。


 今月羽化したインドアンタエウス5頭は全て80mm以上です。平均値は82mm位に成ると思います。バクテリアビン飼育に於ける偶然性は完全に否定出来ます。
 誰でもが80mmオーバーを簡単に狙える菌糸ビンと言っても過言では有りません。
4月27日
 26日、81mmと82mmが羽化しました。右の82mmは上羽に変形が見られます。残念です。セロテープで止めました。
 今月の羽化は、81mmx2頭、82mmx2頭です。
4月27日
 菌糸だけの飼育とバクテリアを利用した飼育では、幼虫の重さが同じでも蛹に成る時に2〜3gの違いが生じ、成虫の大きさに違いが出る事が分かりました。結果として、菌糸ビン飼育で40gの幼虫は蛹の重さが23g位で25gを越す事が殆どありませんが、バクテリア入り菌糸ビンを利用した飼育では26gに達する事が出来ます。
 蛹の重さが1g増えると成虫は約2mm大きく成りますので、菌糸ビンとバクテリアビンでは、同じ40gの幼虫で成虫の大きさが5mm位違う事に成ります。
 現に、菌糸ビン飼育で38〜40gの幼虫は、その殆どが76〜78mmで80mmを越す事が有りませんでしたが、バクテリアと菌糸を利用した飼育に於いて40gの幼虫は82mmの成虫に成る事が出来ます。
 体内の成分が成虫の大きさに非常に影響する事が分かりました。
4月22日
 ネパールアンタエウス(カトマンズ)が数十匹初齢に成りました。体内にバクテリアを保持させて、驚く程大きな初齢に成っています。バクテリアに関する考え方を証明する為に再度来月から本格的な飼育に入ります。
 今まで使用していたインドアンタエウスは♂77mm♀45mmでしたが、今度のネパールアンタエウスは♂78mm♀48mmです。結果は1年後ですが経過を随時掲載致します。

 遺伝的要素は分かりませんが、85mmオーバーを狙って見ます。目安はバクテリアビン飼育で幼虫の重さ45gです。乞うご期待と言いたい処ですが?
4月20日 空気の重要性
 空気不足のボトル(4月17日写真右)の底に3mmの穴を4っ空けました。2日しか経っていませんが、バクテリアが正常に活動しています。

 左2枚の写真は同じボトルで穴を空けた事により改善されました。
        
4月20日
 蛹の重さ24.4gが4月17日に81mmで羽化しました。
 現在の所、80mm以上は、82.5mmと81mmの2頭で今後の予定として、他に7〜8頭が80mm以上で羽化するでしょう。

 随時、結果をお知らせ致します。
4月17日
 マットを使用している人なら経験が有ると思いますが、底穴が無い右側のボトルは空気不足により壊疽を起こしています。しかし、中央部分は幼虫が空洞を作り、空気が有るので正常に腐朽しています。
 左のボトルは、底に3mmの穴が2っ空いています。正常です。色の違いに注意して下さい。
 水分が多目なので空気の流通が悪くなりますが、穴を開ける事によりバクテリアは十分に繁殖する事が出来ます。
 水と空気を十分に与えて下さい。
4月16日
 顕微鏡を見ていて気付いた事ですが、菌糸ビンの種類によって幼虫の糞に含まれる微生物が違います。

 私が感じた事ですが、バクテリアビン飼育で40gを越している幼虫の糞には、バクテリアの他に数多くの原生虫が存在します。ゾウリムシ等の原生虫は、格好のタンパク源に成っている様です。
4月14日

 蛹の重さ25.4gは多少縮むと思っていましたが82.5mm有ります。蛹の重さ25.4gが2頭、25gが1頭、23g〜24gが3頭の他に80mm以上で羽化しそうな蛹が数頭います。
 同じ時期に80mmオーバーが10頭近く出る事に成ります。偶然性は、否定できると思います。

 蛹の重さ26.4gが、ちょっと気に成ります。
4月12日
 長い間一世を風靡(ふうび)した物が終わろうとしています。菌糸ビン飼育は明らかに不利である事が分かり、3年前からの持論で有るバクテリアの活用が実を結ぼうとしています。
 そして、更なる大きさへの追求は止まないものの取り敢えずの区切りに巡り会えた様な気がします。
 バクテリアビンを使用するのは、あなたです。
4月11日
 インドアンタエウス(ダージリン)♂ 蛹の重さ 25.4gは82.5mmで羽化しました。
 頭を返して間もないので多少縮むと思いますが、予想通りの大きさでした。

 実験に使用したインドアンテ♂8頭の平均値は、80mmをオーバーするでしょう。驚きです。
4月8日
 蛹の重さ25.4gのインドアンタエウスが羽化しました。10日もすれば落ち着くので、どの位の大きさに成るのか楽しみです。蛹の重さ24gが80mmの境目に成る様に思えます。
 殆どの蛹が80mmに成ったら私の思惑通りなのですが! 
 今月中には全部羽化するでしょう。どうなる事やら?
4月7日
 インドアンテ、タイアンテのメスは、全てと言っても良い程、成虫のサイズが50mm位に集中します。遺伝的要素に恵まれていたのかもしれませんが、平均値で50mm位なので私も驚いています。
 この事は、幼虫の成長に十分な環境を与えると殆どが遺伝的サイズの最大値を確保出来るのではないでしょうか。つまり、大きくするのでは無く、大きく成れる条件を与える事の重要性に着眼した事は間違っていない様に思われます。(インド 51mm、タイ 52mmが先月までの最大値です。)

 皆さんは、どう思いますか?
4月1日
 バクテリアを利用して育てた幼虫と蛹の重さ
 インドアンタエウス♂(ダージリン3齢〜)
2000年12月15日 40.4g
2001年 3月31日蛹25.4g 
2000年 9月21日 23g
      11月 1日 42.4g
      12月15日 40.8g
2001年 2月21日 32.2g

      3月31日蛹24.6g 
2000年10月21日 37g
      12月21日 40g
2001年 3月31日蛹25.4g      

2000年 9月21日 24.8g
      11月 1日 37.8g
      12月15日 38.8g

2001年 3月31日蛹 25g 
2000年 9月21日 24g
      11月 1日 40.4g
      12月15日 41.4g
2001年 3月31日蛹26.4g 
2000年 9月21日 27.8g
      11月21日 40.4g
      12月15日 38g
2001年 3月31日蛹25.4g      

3月27日
 バクテリアビンの乾燥具合を量り、バクテリアの繁殖に支障を来さない様に注射器を使用して浄水器の水を入れている所です。
 模型店で販売している5mmのプラパイプにエアーポンプ用のホースをつないで水を注入しています。
 800ccプラボトルですが、約100ccの水を入れました。水分量は大変重要な要素です。幼虫の大きさは水分量で決まると言っても過言ではありません。
※注意して下さい。

3月27日
 蛹を掘り出した後のバクテリアビンは、バクテリアの繁殖が進みマットの様に成っています。顕微鏡で調べると、中に含まれるバクテリア等の密度は水分の多い方が高く、幼虫も皆非常に大きな蛹に成ることが出来ます。
 バクテリアが菌糸に代わりおが粉を支配する事により、幼虫体内の水分量にさえ注意すれば3齢幼虫の食欲には関係なくタンパク質の補給が出来るので、縮みが殆どなくなると考えられます。
 使用する前に必ず重さを量る習慣を付けて下さい。
3月25日
 目が黒ずんで来たので蛹の重さ及び蛹室の大きさを知る為に、インドアンタエウス(ダージリン♂)の蛹5頭をバクテリアビンから掘り出してアレンジメントフラワーで使うオアシスで作った人工蛹室へ移しました。重さは、24g〜26gの間で大きな蛹でした。しかし、蛹の大きさの割に蛹室が小さく、その一つは蛹の大きさと蛹室の大きさ(74mm)が殆ど同じでした。
 幼虫は蛹室を作る時に体をU字に曲げて大きさを測り蛹室の大きさを決めます。当然、蛹に成った時の縮みを計算する筈で、もし予測に反して縮みが少なかった場合には蛹の大きさに比較して小さな蛹室に成ってしまいます。バクテリアビンの殆どが蛹の大きさに比較して蛹室が小さい傾向にありました。
 このことは、バクテリアビンで育った幼虫は蛹に成る時の縮みが非常に小さく、幼虫が勘違いする程大きな蛹に成ると言うことを意味しています。
 キバ、頭部の大きさを見る限りでは形の良い成虫に成ると思えますが、最終的な成虫の大きさは初めての事でデーターが無いので羽化次第お知らせ致します。
3月23日
 通常、幼虫は蛹に成った時の大きさを予測して蛹室を作ると推測出来ます。しかし、バクテリアビンの蛹室は、その殆どが蛹の大きさの割に小さく、おそらく、通常の縮みを予測する事に勘違いが生じていると考えられます。
 つまり、この事は体内の成分が十分で通常の幼虫より大きな成虫に成れると言うことを意味しています。

 写真の蛹室は、約75mmしかありませんが、インドアンタエウス♂の蛹 重さ24gが入っていました。幼虫が勘違いする程大きな蛹に成ります。人工蛹室に移しました。
 菌糸はバクテリアに食べられて褐色に成っています。3ヶ月間使用しましたが腐敗すること無く安心して飼育出来ます。
3月19日

 キノコは菌糸の中にかなりの水分を取り込みます。乾いた様に見えても水の保有量は高いので、水分量の評価に勘違いが生じるかもしれません。

 幼虫が菌糸の組織を壊すとバクテリアビン自体の保水力が無くなり乾燥が速くなります。

 バクテリアがいない状態で只単に水を加えると気温の高い時期には腐敗が生じますので、菌糸の劣化が始まった時には、バクテリアが飼育ビンを支配する必要があります。
 バクテリアビンは気温の高い時期でも腐敗することが無くなります。
3月18日

 バクテリアが支配し始めると水分の消費が速くなります。ビンの水分量を一定に保つ為に重さを量りながら水を加えてください。基準の重さは。800ccビン 550g、1400ccビン 1050g位になります。(5/22訂正)
 成長に影響しますので必ず行って下さい。
3月12日

 顕微鏡で幼虫の糞を調べて分かったことは、食べている餌の水分量が幼虫の大きさに非常に影響します。大きく成れた幼虫の糞は水分量が驚く程多く、体内の水分量が少ない幼虫は大きく成ることが出来ない様です。つまり、タンパク源に成るバクテリア等が幼虫の体内で繁殖(細胞分裂)する為には多量の水が必要だと言う事です。
 一般に言われている様に、”餌の水分量が多いと縮む”という考え方は評価の仕方に間違いが有ることを確認しました。タンパク源となる多量のバクテリア等を体内に保有することの必要性を認識するべきだと思います。
 おそらく、水分量の多い菌糸ビンは気温の高い時期には腐敗が速く進むので、それを避ける為の方法として行われたと推測出来ます。
 しかし、バクテリア等の褐色腐朽菌に支配された後の菌糸ビンは、水分量が多くても腐敗することが殆ど無いので長期間の使用が可能で交換の回数が極めて少なくなります。幼虫の飼育に適した状態が長く続きますので、大型作出の確率が非常に高くなります。

3月3日

 購入した顕微鏡を見ているところです。
 幼虫の糞には、タンパク源に成る多量の微生物が存在しています。
 後日、微生物の画像を掲載致します。
2月25日
 今まで国産しか飼育していなかった私がバクテリアビンの実験対象にアンタエウスを選んだ理由は、全くアンタエウスの事を知らない方が公平に評価出来ると感じたからです。

 結果が期待した通りに推移したので、今年は国産80mmオーバーに挑戦して偶然性を否定したいと思います。飼育対象を山梨産と佐賀産に絞り報告致します。
2月24日
 山梨産オス79mmとメス48mmを2ペアブリーディング中です。バクテリアを最初から意識した飼育は、今回が初めてに成ります。結果は6月以降に発表出来ると思います。
 今まで使用してきたアンタエウスと同じ経過をたどるでしょう。
2月20日
 忘れていたパラワンが100mmで羽化しました。国産とアンテしかやらない私には、100mmが大きいのかどうか分かりませんが、初めてなのでその大きさに驚きました。昨年9月頃、3齢初期でバクテリアビンに入れたものです。
2月17日
 インドアンタエウスのその殆どが40g〜45g位で蛹になる気配を見せています。バクテリアビンを使用して始めての経過なので何とも言えませんが期待して良いと思います。
 バクテリアビン飼育、♂インドアンタエウスの3齢幼虫の最大体重は考慮の仕方により異なりますが、平均40g以上に成ります。
2月16日
 タイアンタエウスのメスは、遺伝的要素があるとは言え、羽化したその殆どが50mm(1月〜2月)でした。この事は、生育状況が最適なので羽化した4頭全てが同じサイズに成ったと思われ、同時に遺伝的な最大サイズの限界でもあると思われます。
 00年5月〜9月に羽化したネパールアンタエウス(カトマンズ)のオスもその殆どが78mmだった事からも言えると思います。十分に大きく成れる状態が有れば遺伝的要素の最大値は容易だと思われます。さらに累代を進めて大型を期待します。
2月5日
 菌糸ビンを牛や馬等の反芻(はんすう)動物の胃と仮定し、更にオオクワガタも体内で反芻を行っていると解釈している私の考え方をもっと進めるために、USBでコンピューターにデーターを取り込める顕微鏡の購入を協力菌糸ビンメーカーと2台計画中です。
 バクテリア(細菌)やプロトゾア(原生動物)の状態を調べて報告するつもりです。

 菌糸だけの飼育は限界に来ていると思いますので、その突破口として皆さんにもっと分かり易く紹介したいと思います。バクテリアの重要性を知ることが出来ます。
1月30日
 体内若しくは摂取する餌の中に褐色腐朽菌(タンパク源になるバクテリア)の存在が無ければ幼虫は十分大きく成ることが出来ないと言うことを確信しました。
 私達が行った飼育(偶然も含めて)では全ての幼虫が同じ経過をたどり、菌糸の中に安心して存在する為にバクテリアを上手く利用している幼虫は特に大きく成れます。一例として、菌床の中に卵の様な形で回りに糞を塗り付け、回りを食べながらその中に連続して長期間滞在する幼虫はその殆どが大型で羽化します。

 幼虫がどのような状態で菌糸を食べているかを判断することにより羽化後の大きさを想像することが出来ます。当然、長い間観察をしていることが前提に成りますが細かな変化を見逃さないことが重要です。
1月29日
 グランディス、タイアンテのメス2頭が1月初め50mmで羽化しました。バクテリアビンの1本仕上げです。2〜3ヶ月時間が経つと多少縮みますがかなりの大きさです。
 試作品実験用幼虫の羽化が始まりました。経過は後日報告致します。
1月22日
 新しい画面構成でホームページをスタートさせました。しかし、内容が古く適さないものも含まれていますが、時間の許す限り内容の変更を行い、最新の内容を掲載する様に努力したいと思います。
 これからも当サイトを応援して下さる様お願い申し上げます。
1月9日
 バクテリアを利用して育てた幼虫のサイズ

インドアンタエウス(ダージリン3齢 メス)  入れ替えた時の計測
2001年1月5日 20.4g 2001年1月5日 18.8g 2001年1月5日 17.8g
1月9日
 バクテリアを利用して育てた幼虫のサイズ

インドアンタエウス(ダージリン3齢 オス)   入れ替えた時の計測
2000年9月21日 24g
     11月 1日 40.4g
     12月15日 41.4g
2000年9月21日 23g
     11月 1日 42.4g
     12月15日 40.8g
2000年9月21日 24.8g
     11月 1日 37.8g
     12月15日 38.8g
2001年になりました。

メニュー項目の表示