採卵

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卵を入れる穴
 卵を孵化させるマットは、添加物の入っていないマットを使用してください。

 褐色腐朽菌によって良く分解した微粒子が良く、水をたっぷり加え、プラスチックの容器に入れ、逆さにして押さえる様に絞ってください。湿度を維持するために水分はかなり多目です。使用する水は蒸留水が理論的に良いと思われます。

 孵化の様子が分かる様に、容器の縁に沿って卵を入れる穴を2cm間隔位で空けておきます。幼虫の取り出しが楽なので柔らかい容器を使用した方が良いでしょう。
産卵木の卵  タオル等で表面に付いたマット等を取り除き、ペンキを剥がす時に使用する小型のスクレッパー等で埋め戻しと思われる所を丁寧に掘り起こします。

 埋め戻しを取り除くと穴の中に卵が有りますので、潰さない様に先の細い蟹スプーン等を使用して取り出します。

 カビが付いていたら、手のひらに載せて霧吹き等で洗ってください。
卵が入ったプラスチックカップ
 先の細い蟹スプーン等を使用してカップの縁に沿って空けた穴に入れて行きます。
 1つの容器に1つの卵を入れるのでは無く、必ず複数個入れてください。
その際、メスが埋め戻しに使用した木くずを振り掛けます。蓋をする前には必ず霧吹きで水を掛けてください。蓋には小さな穴を3〜4カ所空けます。
 孵化するとカップの縁に沿って下へ潜るので、幼虫の状態が良く分かります。水分と空間に注意すれば100%孵化しますので、1頭ずつ別のカップに移します。

 体内バクテリアを繁殖させたドルクスクラブオリジナルのバクテリアマットを使用すれば、孵化後すぐにバクテリアの移譲が行えるので有利です。
 この場合は、1個ずつカップに入れて2齢中期まで育ててからバクテリアビンに移してください。

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