植菌材 山梨にて

 1999年春 カワラタケ菌とヒラタケ菌をクヌギやクルミ等に植菌する。

 同年9月に確認するが、乾燥が激しいこともあって思うように回らない。水に漬ける必要もあると感じました。

 この時、植菌後屋外に放置しても無理だと思いました。

 土に埋めたものもありますが、やはり回りは遅くイマイチです。菌糸が完全に回る前に腐り始めました。
 砂や土に埋める主たる理由は、外部からの空気の遮断と湿気の維持にあり、他の微生物からの攻撃も利用していると思われます。
 もし、この方法を採用してキノコを採取するとしたら、材全体に腐朽させてから埋めた方が良い結果が得られます。

 尚、皆さんが使用しているアンテ用砂埋め材は、万年茸を採った後の副産物です。万年茸の栽培方法はまだまだ改良の余地があると考えられます。

 植菌材を埋めた畑です。
 思ったほどの効果はありませんでした
 おいしいヒラタケは食べられたそうですが?

 植菌後そのまま材を屋外に放置した場合には、水分に注意して上手く行った物で3〜4年掛かりました。
 しかし、殆どの材が劣化してしまい使える物が非常に少なく実用になりません。

 左の写真は殆ど回っていません。














 空気の遮断と湿気の維持は絶対条件です。
 植菌直後の状態で決まります。
 



 屋外に放置した或る程度菌糸の回った材をビニール袋に入れて湿り気を与えるが、菌糸は材の外側だけに回り、中へは入ろうとしない。
 屋外で1年、ビニールに入れて2年、合計3年間保存しましたが外側だけが劣化してボロボロになり駄目でした。

 
植菌直後に密閉しなければ菌糸は中心部へ入りません。しかし、芯の堅さに差があるので一概には言えないところもありますので、材の選別も重要な行程になります。

 シイタケのほだ木です。1度に4000〜5000本も作るので、ものすごい量です。
 山梨では、この光景を”鎧伏せ”と言います。

 国産は勿論、アンテも馬鹿産みになります。但し、堅さは充分吟味して使用することになります。

 霊芝材より評価は高いと私は思いますが。