今までの飼育から、精製塩と岩塩の違いが参考になるので思うところを公開致します。
想像の域を離れていませんので、随時内容の訂正や書き換えを行います。(2003.4.19から)
[主題 ]
1.硫黄分を含んだヒマラヤの岩塩を水に溶かしてクワガタの幼虫飼育に使用すると驚く程大きくなります。
2.精製塩の時には効果が感じられませんでした。
3.粗塩の方が精製塩より効果はあるものの評価できる程ではありません。
4.従って、塩分そのものより岩塩に含まれている塩以外の成分が大きく影響すると思われます。
私が使用したヒマラヤの岩塩が偶然、硫黄の臭いが強かったので硫黄に拘り過ぎ、ミネラル分全般に見落としがあったことを反省しています。
[精製塩と岩塩の違い ]
海水を人工的に濃縮して製造された精製塩は、製造過程の都合で殆どのミネラルが取り除かれます。しかし、岩塩は生成された時の環境も加味され、全ての成分を含み、そのまま固まったと考えられます。
精製塩と岩塩では含まれているミネラル類の割合量が異なります。例えて言うならば、白米と玄米の違いに思えます。
※火山性の地域で生成された岩塩が特に効果があると言うこともできます。
[取り除かれた成分の効果 ]
岩塩が精製塩より遙かに効果があるのは、精製塩の製造過程で取り除かれた成分が幼虫の大きさに影響していると考えられるからです。つまり、塩分そのものより取り除かれた成分であるミネラル類(硫黄も含む)が幼虫の大きさに影響すると言えます。
※岩塩は精製塩から取り除かれた成分を含んでいます。
◎取り除かれた成分は、豆腐の製造時に使用する”苦汁(にがり)”と呼ばれる液体で多量のミネラルを含んでいます。特に硫黄は2%もの含有量があるそうです。詳しくは分かりませんが、硫黄には殺菌力があり、体には良いそうです。
結論として、大きなクワガタを作る為の主役は何かと考えるに”硫黄分を含んだミネラル水”、つまり、”にがり”が、そのものズバリであると思われます。まだまだ推測の範囲ですが!
※自然界で偶然大きく成れた成虫の条件を推測してください。
◆幼虫は極めてミネラル分の少ない所に生息していて、常にミネラル不足を来しているので大きくなれないと考えても無理はありません。従って、単純に不足している物を補っただけに過ぎないと感じました。
◆菌糸ビンが過去の通例だけに囚われていて、未だに改良されていないことをとても残念に思えます。
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随時更新中..... |