卵から孵ったばかりの幼虫を菌糸の中に入れること極めて危険です。しかし、大きくする為には体内にバクテリア等を存在させた状態で生きた菌床を食べさせる必要があります。
そこで、無理に菌床を食べさせる事は避けて幼虫がいつでも希望に応じて菌糸を食べることが出来る様な構造にする方が有利です。
左の若齢用バクテリアビンは、バクテリア菌床の上にバクテリアマットを重ねて詰めることにより、幼虫に居場所の選択権を与えることに成ります。
今までの観察から幼虫は体力に自信が付くまでバクテリアマットの中で大きく成りますが、やがてもっと大きく成る為に時期を見て自分からバクテリア菌床の中に入って行きます。
つまり、マットと菌床の境目でマットの中に居た幼虫は、育って行くに従って菌床の中に入って行きます。
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