手に入れる

手に入れたときに終わってしまう”もの”には、喜びと空しさがある。
ただ欲しいという”欲”だけで求めたので何も残らない。
何かが残ったとしても直に消えてしまう。
また、新たなものを求めて、限りなく醜さを繰り返す。
何回も初めと終わりを繰り返すだけで意味がない。
何も考えようとしない。
自分の惨めさを知る余地もない。
哀れである。
これから先のことを流れとして考えることができない。

手に入れたときに始まる”もの”には、喜びと希望がある。
これから先は今までより大きな努力を必要とする。
手に入れたものが常に自己に影響を与える。
もっと、考える時間を与えてくれる。
終わりのない始まりが道を造る。
決して自分に迷うことが無いだろう。