9.踵加重におけるスキー靴の前後位置

習得した滑り方でスキー靴の前後位置が異なると私は感じてます。

左右方向転換の方法は、主に伸び回し、曲げ回し、ひねり回し等...だと思いますが、私は全ての場合に於いて、踵加重で板を回しています。
更に最近のスキー靴はハイバックであることを利用して ふくらはぎ で靴の後ろ側を押すことがしばしばあります。後形とは違いますので勘違いしないで下さい!

常に足裏全体で平均して加重するのであれば、板のセンターと靴のセンターを合わせれば良いと思いますが、踵加重の場合は靴から後ろのエッジが主な操作対象になりますので、私は、板後部の引っ掛かりを良くするために
若い頃はメーカー指定のセットラインから靴のセンターを10mm位前にセットしていました。
つまり、極端に言えば靴から前は進行方向を決定するハンドルの役目、後ろはスピードをコントロールするブレーキの役目、つまり板に役割分担を同時にさせると言うことになりますね?。 ??何とも言えないですが??
方向転換初期のスピードコントロールは靴から後ろで行うことになりますので、極端に表現すれば、靴から前の部分が雪面から離れても良いことになり、方向転換は空中?でも出来るので何の抵抗もなく板は意図した方向へ向けることが出来るのです。 ??何とも言えないですが??
基本的にはスキー板全体を使って進行方向とは違う方向へスキー板をずらすことに成るのですが!

今は、メージャーで測った板の長さの真ん中から12cm位後に靴のセンターマークを合わせています。
私の場合ですが?!ターンの時、幾らか板の前が開き気味になります。
低い位置にある谷側の板を外エッジを使用して、高い位置にある山側の板に雪面をひっかきながら寄せてターンします。
浮力が生じますので、悪雪、新雪、深雪でのターンが楽になります。

ビンディングの種類ですが、フロントピース、リアーピースが可動式の物を使用して下さい。5mm動かしただけでも使い易さが激変します。サロモンXDRにメーカーセットされている WARDEN MNC13 DEMO が好きです!

大分記憶が薄れていますが、50年位前?にスキー靴が ふくらはぎ下部位までの高さに成った時から滑り方の変化が顕著に現れたと記憶しています。
材質も皮革からプラスチックに変わり、ああだこうだといろいろな技術革新について議論されていました。
当時の短靴(くるぶしまで)では伸び回しが主流であり、新しく開発された長靴(ハイブーツ)の後ろ側をふくらはぎで押すことにより後形にならなくても曲げ回しでトップを浮かしてのターンが可能に成ったことは画期的でした。

そのことにより深雪、新雪、コブに対してのトップ上げが簡単になり、スキー板への後ろ半分への加重が容易になり、スキー板の後ろ半分での操作が容易になったと記憶しています。



2021/02/17 更新