ヒマラヤ山系の岩塩について

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ヒマラヤ山系の岩塩
 偶然ですが、知人がヒマラヤ山系チベットの岩塩を輸入して、塊を国内で粉にしています。なめてみましたが硫黄分が含まれていて、温泉卵のような味がします。

 ヒマラヤ山系に生息しているクワガタには、”
塩分の影響があるかもしれない”ということを確認できた?と同時に硫黄も影響していると考えられます。

 精製塩だけの時より確実に大きくなります。こじつけに思えるかもしれません?が、飼育結果を否定する訳に行きません。



 バクテリアマットで育てた頭の大きさが7mm以上のDAIダージリンの2齢幼虫10数頭を800ccバクテリアビンに入れる時に、伝導率計で1000μS/mの岩塩水を加えました。
 元々大きな2齢なので何とも言えないのですが、オスの殆どが約3ヶ月で40gを越えていました。塩水だけの時より硫黄分が含まれている岩塩の方が平均して大きくなります。

 タンパク質の配列を作る時?に硫黄は影響すると言う考え方は間違っているとは言えず、又外骨格を作る為の原料になる幼虫体内のタンパク質の備蓄にも何らかの影響があると思え、更に塩分との相乗効果もあると考えられます。

 しかし、今のところ科学的な根拠は全く無いので飼育結果からの推測になりますが、硫黄が含まれている岩塩水をクワガタ幼虫の飼育に応用することは、的外れではないと思われます。

 他のページにも掲載した様に、海底から隆起した火山性の地域、火山が有る海洋性の地域(島)等に大型が居るのは偶然ではないと推測できます。
 ヒマラヤ山脈、パラワン島、ミンダナオ島、山梨駒ヶ岳、阿蘇山系等?...が上げられます。

[報告]
 通常の飼育で体重が40g位に成るだろうと思われる選別した幼虫のグループの1頭が57gを記録し、選別した殆どの幼虫が45g位になると言う驚くべき結果に成りました。(全て最終計測時 DAIダージリン)
 確かに、血統(♂84mmx♀52mm)が良いのかも知れませんが岩塩の効果は否定できないと思います。

 
その効果の主役塩分なのか硫黄なのか、又その両方なのか、今のところ判断できませんが、これからの課題になると思います。


2003年4月20日
報告
 クワガタ幼虫が大きくなる要素に塩分と硫黄分が関係していないとは言えませんが、精製塩と硫黄を含んだ天然の岩塩との違いを飼育結果から考察するに、精製塩を製造する過程で失われたミネラル類が重要であると推測できます。
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