大きさへの挑戦


2002年1月〜6月
バクテリアビン・バクテリアマットはドルクスクラブの登録商標 です。

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6月28日
 バクテリアビンで飼育していたインドアンテ3齢中期の幼虫(31g〜34g)6頭を
同じ菌体の菌糸ビンに移したところ、6頭とも全て蛹室を作ってしまいました。今まで入っていたバクテリアビンは、かなり腐朽が進み黒ずんでいたのでバクテリアの密度もかなり高いと思われ、幼虫にとってその環境の変化はものすごいことだったと思えます。
 が、しかし一方、同じ3齢中期の40gの幼虫は今まで通りバクテリアビンに入れ替えたので状態も良くまだ食べています。このような状況は私だけでなく、スタッフの飼育に於いても数多く発生しているので偶然ではないと思われます。

 このことから製造工程で菌床の中にバクテリアを混ぜて、菌糸とバクテリアがお互いに牽制しながら共存できる場を提供して作成しなければならないので、後から菌糸ビンにバクテリアを混ぜて使用しても効果が100%発揮できないこともあることが分かりました。

 推測になりますが、菌糸とバクテリアの関係で気付いたことがありますので、産卵木として関係のある霊芝の栽培を例にして公開しましたので参考にここを読んでください。

6月20日
 棚に置いてあったヒラタケ材の下部から大きな子実体が出ていました。菌糸が全体に回りきった後に出るキノコは非常に大きくなれます。
 つまり、内部には菌糸の作った成分が充分蓄えられているので、幼虫にとって非常に栄養価の高い餌です。

 又、新技術の採用で製作期間が2〜3ヶ月と非常に短くできるので、菌糸ビンと比べても採算が合いますので次期飼育用品として期待が持てます。

6月11日
 ヒマラヤ山系の岩塩の効果について報告が入っていますので是非読んでください。

                             
                                
                          ここをクリックしてください。
6月9日
 飼育材製作技術の変更に伴い削除したページがあり、表示できない間違いがありました。申し訳ありません。
 尚、現在は訂正済みになっております。
6月8日

 やっと出ました。
 国産オス25mmです。
 作り方!それは秘密です。
 もっとも皆さんはご存じだと思いますが。
 逆も又真成り?
 超大型は目の前かもしれません。
6月6日
 ドルクスクラブ インドアンテ 84mmのインブリード(累代飼育)は順調に進んでいます。期待できそうな非常に大きな初齢幼虫が出てきました。
 天然から数えて孫に当たるので最大級の出る確立が高いと私は信じています。2齢で頭の大きさが8mmあったら90mm?も夢でないかもしれません。がんばりま〜す! 

5月30日

 国産山梨の極小ペアーです。”飼育方法は異なる”と言うことを証明する為に作ってみました。(途中で分かったのですが!)
 因みに山梨79mmの子です。

 幼虫の種類が異なれば、それぞれに適した育て方があります。全てを同じに飼育することは、敢えて小さな成虫を作ることになりますので、充分承知の上対処してください。

 ご質問は 疑問・質問・何でも相談 掲示板にてご連絡ください。

5月26日
 国産に使用する産卵木は釘が打てる位堅い方が良いので30分以上漬けることがありますが、アンタエウスに使用する産卵木はかなり柔らかめなので5秒位漬ければ良いものもあります。
 状態が悪いと通常は生みませんが、もし生んだとしても必要以上に水を吸わせてあると空気が遮断されて卵が死んでしまいます。焼き芋に例えれば、ホクホクの状態が最高です。
 産卵数に影響しますので注意してください。

5月23日
 アンタエウスの産卵木で砂埋め材がありますが、砂に埋めなくても同じ物が作れると言うことをご存じですか。もし、購入した砂埋め材が堅くて産卵に不向きだと感じたら、湿り気を与えて食品用のラップでくるんでください。キノコの菌糸が生きていれば腐朽が進んで必ず柔らかくなるはずです。
 ”現時点では推論になること” と ”中傷すること” になるので詳細な掲載は避けますが、究極のページ 植菌材の作り方をヒントとして読んでください。

5月22日
 大きく成れた幼虫の体内には、幼虫を大きくする力のあるバクテリアが存在すると考えてください。ドルクスクラブでは、この考え方に基づいて、偶然、手に入れることができたバクテリアだけを大事に培養してきました。
 他のページにも掲載していますが、効率の良いバクテリアを手に入れることは、最初偶然に頼るしか方法がありません。皆さんも、バクテリアビンの状態を良く観察して、バクテリアの選別を行ってください。


 バクテリアの種類の違いが幼虫の成長に影響すると考えられます。

5月12日
 ヒラタケ菌植菌材の作り方を究極のページに掲載しました。キノコの菌糸を人工的に腐朽させる考え方の一つだと思います。ここをクリックしてください。

5月8日
 インドアンテ2系統を2月からブリードしていますが、やっと生みました。ドルクス84mm同系統(♂♀兄姉)と雌だけ他系統(モンスター)で、同種で累代を進めた場合と別系統の雑種交配(親は両方共に大きい)の傾向を比較しながら飼育データーを取ります。
 私は雑種交配の方が好きです。

5月7日
 長い間、各ページにわたり”菌床”の””が””になっている所がありました。気が付かなかったことをお詫びします。尚、全て訂正しました。

4月29日

名称 ”ヒラタケ菌飼育材ブロック 開発成功


 

 大きさは、直径22cm、高さ20cm位です。

 状態にもよりますが、2齢で入れて成虫までOKです。国産オオクワ、ホーペー、マレー等の菌糸を主に飼育しなければならない種類の幼虫に効果があります。








4月11日
 クワガタ虫だけでなく、シーバス、鱒、黒鯛釣り等のページを作成しています。まだ、工事中のところが可成りありますが、是非見て下さい。釣り場と釣り方を私なりに解説しました。
 また、同じような場所は全国に数多くあると思われますので参考になると思います。


 ※ここ10年ぶりにシーバス釣りを始めました。釣れ過ぎるルアーの制作です。をクリックしてください。目次からもリンクします。

3月22日
蛹室について] 
 累代交配3代目のネパールアンテ カトマンズが殆ど羽化しました。いろいろと条件を変えて羽化させましたが、オアシスを使用した時は羽化不全がありません。
 露天掘りの時は蛹室の渇き具合が影響して、湿っている時に羽化不全が非常に多くなりますので、蛹が大きくなればなる程、オアシスの使用をお勧めします。総じて言えることは、蛹室は乾いている方が無難だと感じます。

遺伝的な大きさ
 特小を除いて、20数頭の大きさが殆ど75〜79mm位に揃って羽化しました。幼虫の重さに違いがあっても蛹の大きさが揃う傾向にあり、遺伝的要素が優先されるので大きな成虫を望む為には確率を考えると大きな親虫の必要性が生まれます。
 血統は無視できません。

3月6日
 蛹の重さ26.4gのダージリンが81mm〜82mmで羽化(2月25日)しました。腹部が通常の場合より上羽からはみだしていて、思ったより体内の水分が多く感じられ、水分の排泄が非常に多かった様に思えました。
 かなり累代が進んでいる血統(F5〜F6位)なので、ある意味では良かった様な気がします。累代が進んだ種で大きめのものが出ることは確率が低いのですが、大きくなる要素が偶然固定されていることを期待したいと思います。

 体がもう少し固まったら正確に測ってみます。

2月13日
 生まれてくる子の大きさを比較する為に、インドアンテ84mmダージリンのオスを兄弟のメス別血統のメス(雑種交配)に掛けて、2系統のブリードを始めました。
 私の経験では、昆虫も魚類も3〜4代の累代飼育で体が小さくなり、以前ブリードしていたディスカスは、オスを固定しておいて、メスを近親で累代交配していくと4代目でその殆どが奇形になったことがありました。
 オス、メス共に大型の血統であることは大型作出の確率が高いはずですが、累代を戻す為に雑種交配をおこなえば奇形も少なくなると同時に全てが平均されるので超大型作出の確率も下がると考えられます。私の意見ですが、通常、国産も外産も俗に言うF2の時に超大型作出の確率が一番高いように思われます。

 今回の雑種交配のオスはドルクス84mm、メスはオオクワモンスター82mmの別血統なので期待できる累代飼育の種親になると思います。

2月8日

 試験的に、食べられそうもない乾燥気味のマットを詰めて、3齢終期のネパールアンタエウス カトマンズ 34gを入れてみました。
 2月3日に入れたのですが速くも蛹室らしき物を作り蛹化の準備を始めたようです。

 ここを参照して下さい。

2月8日

 偶然ですが、妻の知人がヒマラヤ山系チベットの岩塩を輸入して、塊を国内で粉にしています。なめてみましたが硫黄分が含まれていて、温泉卵のような味がしました。

 ヒマラヤ山系のクワガタには、”塩分の影響があるかもしれない”ということを確認できたような気がします。

 こじつけかもしれませんが?ここを見て下さい。

2月6日

お知らせとお願い

 当ホームページで”反芻(はんすう)”、”反芻動物”という語が使用されていますが、これは、牛・羊や山羊のように一度食べた餌を胃から口に戻して食べ直す意味だけではなく、バクテリアに対しての対応能力に優れ、体を作る為のタンパク源としてバクテリアを応用または利用している動物であると考えて下さい。

 幼虫の消化器系がどのような構造になっているか分かりませんが、幼虫が糞を居場所の周りに塗って再度食べ戻す行為(体外共生)は、牛等が食べ直すことと同等に考えられるのでクワガタ虫を反芻動物と特定してもよいと思います。

 尚、”反芻”という語が不適切に思われる文章は、内容を明確に理解して頂く為に”体外共生”、”バクテリアまたは共生微生物の利用能力”等に書き換えますのでお手数ではありますが読み直して頂ければ幸いです。

 当ホームページにおいて、”反芻動物”という語はバクテリア等を応用または利用している動物の意味であると思って下さい。呉々も誤解のないようにお願い致します。

2月3日
 同系統の交配は2代までが限界で殆どの場合小さくなります。オス、メス共に大型の血統で雑種交配を行った方が明らかに大型の出る確立が高いと言えますが、入手困難の時はメスを入れ替えて下さい。
 当然、メスの血統も大型種の方が良いに超したことは言うまでもありませんが、メスの血統はオスより影響が少ないと思われます。

 オスとメスの血統を充分承知の上、大型を狙って下さい。

1月27日
 3齢終期の幼虫が入っているバクテリアビンには加水しないで下さい。バクテリアビンを乾燥させて蛹化のスピードを速めた方が幼虫の縮みが少なく、大きな成虫にすることができます。
 つまり、居場所の条件を悪くすることにより幼虫は短期間で蛹に成ります。 是非、実行して下さい。

1月21日
 飼育結果を分析した結果、推測も含めて内容が可成り複雑に成ってきました。私自身今まで思いもしなかったことが徐々に判明してきたので驚いています。
 おそらく、知らずして無意識の内に行ってきた事だと思いますが、理論的に理解することの難しさに思い知らされています。
 まだまだ分からないことがたくさん有ると思いますが、スタッフに工学博士(私の知人)を招き、飼育内容の検討を以前にも増して行っております。
 尚、内容に相違が有る場合には、最新のものが優先されますのでご了承下さい。

1月21日
 全ての幼虫の体内にバクテリアの存在は欠かせないのですが、反芻能力の低い幼虫の体内で必要以上のバクテリアが繁殖した時や多量の菌糸が腐敗した時に私たちが俗に言う”ぶよぶよ病”が発生すると推測できます。
 その理由は、幼虫の体内で繁殖したバクテリアの死骸や菌糸が腐敗した時にタンパク質が発酵して必ずアンモニアが生成されます。もし、この時に窒素を再利用するバクテリアが体内に居なければ発生したアンモニアを再びタンパク質に合成できませんので、毒性の強いアンモニアが幼虫の体内で増え続けることになり幼虫は死んでしまいます。
 グランディスは特に反芻能力が低いと思われますので注意が必要です。

 反芻能力の低い種類は早めにバクテリアビンを交換して下さい。

1月20日
 クワガタの種類により与えるバクテリアの量が異なることが分かりました。バクテリアビンの使い方を工夫して菌糸とバクテリアの割合を調整します。バクテリアの繁殖速度が重要に成りますのでここを読んで下さい。

1月16日
 幼虫が菌床を崩すと中に含まれているバクテリアが目を覚まし、幼虫の周りでバクテリアが繁殖し始めます。一つの場所にとどまり、その周りを食べる
国産オオクワガタにも充分対処できる様に改良を重ねて、アンテから国産まで幅広い飼育を可能にしました。

 バクテリアを菌床の中に封じ込める製造技術は、初期のバクテリアビンと比べて格段の差があります。使い方を変えるだけで全てのクワガタに使用できるバクテリアビンは最大サイズへの最短距離です。

2002年1月1日
 新年あけましておめでとうございます。
 道理に即した新しい考え方をどんどん公開したいと思います。

私の方針
 産地と形だけに囚われるのは、”敗者の弁”だと言えるでしょう。充分大きく育った成虫は、すばらしく形が良いと思います。
 クワガタは、大きさが命です。私と一緒に頑張ってみませんか!

ドルクスクラブ 久保田