大きさへの挑戦 2003年1月〜6月まで |
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6月20日 5月中にかなりの数のDAIダージリンが羽化し、その殆どが80mm位ありました。遺伝的要素に大型の素質があるとかなりの確立で大型成虫の作出が可能です。 しかし、アンタエウスと言えども、83mmオーバーとなるとその数は少なく、巷で言われるほど簡単ではありません。希望と夢が話しとして、一人歩きしている様に思えます。 総じて言える事は、国産、外産共に大型の個体は皆さんが思っている以上に数が少なく、作出も難しいと言えます。 |
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4月20日 DAIダージリン 4月初め羽化 3齢幼虫から岩塩を使用しました。かなり適当に育てましたが、3頭とも82mm前後あります。 最終計測時の体重は36g〜41gでそれほど大きいとは言えませんが、かなり効率よく羽化しました。 岩塩に含まれている成分が反映されていると言って良いでしょう。 |
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4月19日 精製塩とヒマラヤの岩塩の違いから、何となく大きなクワガタを作る方法が見えてきました。まだまだ推測の域を脱していませんが、皆さんも是非その考え方を導入してください。 インドアンタエウスは90mmを狙えると感じます。 詳しくは、ここをクリックして下さい。 |
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4月16日 バクテリアビンとヒマラヤの岩塩水を使用 通称プーさんからの報告 蛹28gのサディアが羽化しました。羽化不全なくほぼ完品です。まだ上翅がオレンジの状態で85ミリですので、84〜83mm位で落ち着きそうです。85oオーバーを狙っていたのですが残念です。ただ多少エクボ等ありますが羽化不全が無い固体なのでそれだけが、すくいです。ダージリンに期待します。(4月8日原文) |
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4月15日 クワガタ幼虫の飼育に硫黄を含んだ岩塩を使用すると通常の飼育では考えられない程幼虫が大きく成ります。 さらに、小さな幼虫が思ったより大きな成虫に成ることからも、幼虫の体内に備蓄されたキチンが成虫の外骨格に利用される時に、硫黄を含んだヒマラヤの岩塩が成虫の大きさに何らかの影響を与えていると考えられます。 又、塩と硫黄が幼虫の食欲や体内バクテリアに影響しているとも考えられます。 スタッフのO博士に尋ねたところ、関係が無いとは言えないそうです。(難し過ぎて分かりませんが、そうらしいです。) 私の想像に間違いがあるといけないので以下を記載します。 *キチンの組成に硫黄は入っておりません。 *しかし、昆虫の外骨格は、タンパク質のマトリクスの中にキチン繊維が入り込んだ構造をしているため、そのタンパク質相互のマトリクスを構造的に安定化させているのが、−S−S−結合であることは容易に想像出来ます。(システインなどの=Sを含むアミノ酸は、解裂して−S−S−結合を作りタンパク質のユニット同士を架橋することで3次構造(立体構造)安定化に大きく寄与していることは周知です。) 甲虫は、外骨格が最も強固な昆虫ですから、この−S−S−結合が重要であることは想像に難くありません。それゆえ、イオウが重要であるとの考察ができます。 とにかく、その理由は分かりませんが、クワガタ幼虫の飼育に硫黄を含んだ岩塩を使用すると間違いなく幼虫は大きくなり、大きな成虫を作ることができます。 皆さんは、どう思いますか? 岩塩の成分を分析中。分かり次第、公開致します。 |
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4月6日 ドルクスクラブ血統ダージリン♂84mmの子が羽化し始めました。、オス5頭のサイズは79mm〜82mm、メス8頭は48mm〜51mmで、まあまあの大きさなので良しとしました。 なぜなら、選別の時に比較的小さな幼虫グループだったので期待はしていませんでしたが、驚いたことに一番大きかった82mmの幼虫は最終計測の時に38gしかありませんでした。 おそらく長虫だったので効が奏したのかもしれません。(写真は近日掲載予定) |
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3月23日 ドルクスクラブ血統とモンスター血統を掛けたDAIダージリンの幼虫です。 まだまだ大きく成って欲しいと思います。スタッフの菊島氏が担当しています。 当然、ヒマラヤの岩塩水を使用しています。 まだまだ他にも同じ様な幼虫がたくさん居ます。驚きです! |
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3月10日 ドルクスクラブ血統DAIダージリンの幼虫で、なんと、56gもあります。(通称 ぷーさん所有) 最終的な大きさは今後の状態で決まり、体内バクテリアの消化吸収が良好であれば、新記録になるかもしれません。 ただ、頭幅は18mmもあり申し分無いのですが、気になるとすれば、欲目でもう少し長ければ良かったのにと思います。 とにかく、かなりの大きさを期待できるでしょう。 硫黄を含んだヒマラヤの岩塩水を使用して飼育しました。 |
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2月20日 インドアンテの幼虫飼育において、ヒマラヤの岩塩水を加えた餌を与えると、通常の飼育と比較して、大型作出の確立が非常に高くなります。 その理由は解りませんが、ヒマラヤの岩塩に含まれている成分が、幼虫の成長に影響していると考えられます。 この事実から察して、幼虫飼育に硫黄分を含んだ岩塩を使用することの優位性が、推論から現実に成りつつあります。 是非、皆さんも試してください。 ヒマラヤ山系の岩塩について 現在、20頭位のDAIダージリン♂を実験飼育していますが、その殆どが最終入れ替えで40g以上あり、平均値の高さに驚きました。最終的な大きさは分かりませんが、DAIサディアで28g(通称 ぷーさん所有)の蛹も出ています。 |
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2月2日 左 DAIダージリン 84mm(羽化して間も無いので縮みます。) ドルクスDAIダージリン84mmの子供達が羽化し始めました。本格的な数多くの羽化は5月頃になりますが、かなり大きな幼虫が順調に育っていますので、超大型の期待ができると思い、気合いを入れてがんばっています。ガッカリしたくないですよね! 尚、この子は、幼虫の時の最終計測が39.2gだったので、かなり効率良く羽化しています。3齢幼虫の入れ替えに失敗すると、思いもしないくらい縮みますので注意してください。 遺伝的な要素が有っても、なかなか最大値は取れないものです。その幼虫に合った餌つまり体内の状態と、3齢幼虫時の入れ替えが最終的な成虫の大きさにとても影響します。 右 ニジイロ 66mm ドルクスクラブ特性(スタッフ考案)のマットで羽化させました。ニジイロ等の色虫に良いようです。 |
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2月1日 先月20日頃に800ccバクテリアビンから1400ccバクテリアビンに入れ替えた超大型のダージリンの幼虫が、四苦八苦の末、やっと落ち着きました。このまま行けば何とか遺伝的な最大サイズを得ることができる様な気がします。 終齢幼虫の入れ替えは、口で言い表せないノウハウ?を必要とするので、処方がかなり難しいと思われます。 運を天に任せ、5月に羽化すると思いますが、どうなる事やら! サブメニュー(左)の写真集にクワガタとは関係のない画像を追加しました。是非、ご覧下さい。 |
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1月20日 お願い ご質問等のメールをお送りくださった方の中に、理由はいろいろあると思いますが、返信できない方がいます。思い当たる方は、kubota@dorcus-club.comまで再度ご連絡ください。 |
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1月20日 ニジイロ、コガネ虫等の色虫同様にメンガタメリーもバクテリアビン800ccの1本仕上げで簡単に50mm以上が出ます。 最初は白いバクテリアビンも羽化する頃には、写真の様になります。 褐色に変化し、菌糸はバクテリアに食べられてしまいます。 大3頭がバクテリアビンで作出した52mm〜56mmで、単純にマットだけだと大きさにかなりの差がでます。 遺伝的要素があれば60mmは出そうです。 |
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1月16日 2002年11月に入れ替えたダージリンの幼虫4頭の重さを量ったところ、3頭が42〜43gありました。入れ替えた時の重さは37〜38gだったので、5g位増えたことになります。 大きな3齢幼虫には、ヒマラヤの岩塩水を必ず使用して入れ替えていますが、間違いなく効果があります。 推測になりますが、岩塩に含まれているイオウも幼虫が大きくなる要因の一つだとすれば、温泉場で販売している”湯の花”も効果があるかもしれませんが、毒性に注意しなければならないと考えられます。 飼育結果から思うに、イオウが含まれている岩塩水をクワガタ幼虫の飼育に応用することは、的外れではないような気がします。 更に、詳しく実験中です。 |
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1月11日 ダージリンの幼虫です。 まだまだ、大きくなりそうですが、成虫の最終的な大きさは分かりません。大事に育てれば、かなりの大きさを期待できるでしょう。 38gの時にヒマラヤの岩塩水を使用して、約1ヶ月で7g重くなりました。見込みがあるかもしれません? |
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2003年1月8日 新年明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願い致します。 幼虫の体内バクテリアを利用した飼育方法もかなり定着し、各自が思い思いの方法で応用している感があります。しかし、クワガタの種類によって、微妙に調整する必要があり、まだまだ決定的な飼育方法には、達していないと思われます。 菌糸の状態、バクテリアの影響、タンパク質の合成に影響する物質等の飼育条件が、その都度異なるので、全ての飼育に共通した決定的な飼育方法は無いと感じます。従って、その時の状態を的確に判断できる総合的な知識を習得し、幼虫の成長に影響する状況を理解しながら行うべきでしょう。 最近の結果として、81mm〜82mm位は極普通にスタッフが作出していますが、83mmを超してくるDAIダージリンの大型は気を入れて飼育しないと難しいみたいです。皆さんもがんばってください。 尚、累代が進むと必ずと言って良い程、大型の作出は困難になりますので注意してください。 |
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